料金相場(著作権者不明等の場合の裁定申請サポート)
| 申請区分 | 行政書士報酬代 |
| 著作権者不明等の場合の裁定申請 | 110,000円~ |
※行政書士報酬代のほか、申請手数料、補償金、郵送費その他の実費がかかる場合があります。
著作権者不明等の場合の裁定申請サポートとは
過去の書籍、写真、音楽、映像、記事などを利用したいものの、著作権者が不明で連絡が取れない場合や、相当な調査を行っても権利者を見つけられない場合には、著作権法上の裁定制度を利用できることがあります。これは、文化庁長官の裁定を受け、必要な補償金を支払うことで、権利者の許諾がなくても適法に著作物を利用できるようにする制度です。
著作権者不明等の場合の裁定申請サポートは、裁定制度の利用可否の確認、利用したい著作物と利用方法の整理、権利者探索の進め方の確認、申請書類や疎明資料の作成補助、提出準備までを支援するものです。裁定制度では、単に「連絡がつかない」というだけでは足りず、相当な努力を尽くして権利者を探したことを資料で示す必要があるため、探索経過の整理が重要になります。
裁定制度を利用する場面
たとえば、古い写真を展示会や出版物で利用したい場合、過去の映像や音源を資料映像として再利用したい場合、権利者の所在が分からない著作物をアーカイブや研究目的で適法に利用したい場合などに、裁定制度の活用が検討されます。利用方法や公表範囲によって必要な整理も変わるため、申請前に利用目的を明確にしておくことが大切です。
裁定申請で重要になる点
裁定申請では、対象著作物の特定、予定している利用方法の整理に加え、権利者探索の記録が重要になります。調査不足のままでは申請が進めにくいため、どこに照会したか、どのような資料を確認したか、なぜ権利者が判明しないのかを、申請書類上きちんと説明できる形に整えておく必要があります。
お申込みの流れ
以下は、著作権者不明等の場合の裁定申請サポートを行政書士に依頼した場合のお申込みの流れです。
1. 初回相談・ヒアリング
利用したい著作物の内容、利用目的、利用方法、利用期間、公表範囲などを確認し、裁定制度の対象となり得るかを整理します。
2. 権利者探索状況の確認
著作権者や関係者を探すために行った調査内容、照会先、確認資料、連絡結果などを確認し、追加で必要となる探索事項を整理します。
3. 必要書類・疎明資料のご案内
申請書、著作物を特定する資料、利用計画、権利者探索の経過を示す資料など、申請に必要となる書類を依頼者の状況に応じてご案内します。
4. 申請書類・探索経過資料の作成
ヒアリング内容と調査結果をもとに、裁定申請書、利用内容の説明資料、権利者探索の経過を示す資料などを作成・整理します。
5. 文化庁への提出準備・補正対応
申請書類一式を確認し、文化庁への提出に向けた準備を進めます。提出後に追加説明や補正を求められた場合は、必要に応じて対応をサポートします。
6. 裁定後の利用開始に向けた案内
裁定を受けた後、補償金の供託・支払方法、利用できる範囲、利用期間、表示方法などを確認し、裁定内容に沿って著作物を利用できるようご案内します。
※裁定制度は、相当な努力を尽くしても著作権者等と連絡できない場合などに検討される制度です。調査内容や利用方法によって、必要資料や審査に要する期間は異なります。
主な必要書類
以下は、著作権者不明等の場合の裁定申請で準備する主な書類例です。
- 裁定申請書
- 利用したい著作物を特定できる資料(書籍、写真、映像、音源、記事等の写し・概要資料)
- 著作物の利用目的、利用方法、利用期間、利用範囲を整理した資料
- 著作権者・著作隣接権者等の探索経過を示す資料
- 照会先、調査方法、確認した資料、連絡結果などを整理した記録
- 権利者が不明または連絡不能であることを説明する疎明資料
- 補償金の算定に関する資料
- 申請者の本人確認資料または法人概要資料
- 委任状
※必要書類は、著作物の種類、利用方法、利用期間、権利者探索の状況によって異なります。申請前に、対象著作物と利用内容、探索経過を整理しておくことが重要です。
案件概要
| 項目 | 内容 |
| サポート内容 (参考) |
・裁定制度の利用可否の確認 ・対象著作物、利用目的、利用方法の整理 ・権利者探索の進め方、探索経過資料の整理 ・裁定申請書、疎明資料、補償金関連資料の作成支援 ・文化庁への提出準備、補正対応のサポート |
| 申請期間 (目安) |
事前整理・権利者探索資料の確認:2~4週間程度 申請書類作成~提出準備:2~4週間程度 申請後の審査・裁定まで:案件内容により変動 |
| 対応地域 | 全国オンライン対応可 |
| 相談方法 | メール・電話・オンライン面談可 |
| お支払い方法 | クレジットカード、銀行振込 |
| お支払い金額 | 着手金:報酬の50%(業務開始前) 完了金:報酬の残額+立替実費(申請手数料、郵送費等) |
| お支払い期限 | 着手金:業務開始前にお支払い 完了金:申請書類の提出準備完了時または業務完了時にお支払い |
| キャンセル料 | 着手前まで無料 |
行政書士に依頼するメリット
著作権者不明等の場合の裁定申請では、利用したい著作物を特定したうえで、利用目的・利用方法・利用期間・利用範囲を整理し、相当な努力を尽くしても権利者と連絡できないことを資料で示す必要があります。単に「著作権者が分からない」「連絡先が見つからない」というだけでは足りず、どのような調査を行い、どの資料を確認し、どこに照会したのかを申請書類上で説明できる形に整えることが重要です。
行政書士に依頼することで、裁定制度の利用可否の確認、対象著作物と利用内容の整理、権利者探索の進め方の確認、探索経過資料や疎明資料の作成、文化庁への提出準備までをまとめて進めやすくなります。古い書籍・写真・映像・音源・記事などを適法に利用したいものの、権利者が不明で手続に不安がある場合は、申請前の段階から相談しておくと安心です。
このような方に特におすすめ
- 古い写真、書籍、映像、音源、記事などを利用したいが、著作権者が分からない方
- 権利者探索をどこまで行えばよいか分からず、調査方法や記録の残し方に不安がある方
- 展示会、出版物、Web掲載、研究・アーカイブ利用などで、著作物を適法に利用したい方
- 文化庁への裁定申請書や疎明資料の作成を、専門家に相談しながら進めたい方
- 補償金や利用範囲、裁定後の利用開始まで含めて、手続全体を整理したい方
著作権者不明等の場合の裁定申請は、著作物の利用を進める前に、権利者探索の経過や利用内容を丁寧に整理しておくことが大切です。適法な利用に向けて準備を進めたい場合は、早めに行政書士へ相談しておくと手続を進めやすくなります。